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 紀元前4〜5千年から、すでにあったと言われているバラですが、歴史上華やかに登場するのはローマ時代で、貴族社会で大いにもてはやされました。バラの花を浮かべた風呂で肌を磨き、バラの香油を愛用し、恋人を迎える寝室には一面にバラの花びらを敷き詰めていたクレオパトラ。また、バラの冠をいただき、連日の宴会では天井からバラの花や香油を注がせ、バラ入りの酒に酔いしれていた皇帝ネロ。いずれ劣らぬバラ狂いのこんな贅沢な花使いのエピソードが残っています。
 もちろん当時の宗教的儀式や治療にも、バラの香油は欠かせないものでした。

 花の女王といえばバラ。現在、約1万種の品種が作られ、その形も一重咲き、八重咲き、房咲き、大輪、つる柱、ミニローズと多彩です。
 色も漆黒と真っ青以外なら、あらゆる色があり、白バラは清楚、紅バラは豪華、ピンクやオレンジのバラは華やかに愛らしく、茶や黒のバラはいかにもドラマティックです。大輪ならエレガントに、ミニなら可愛らしくと、さまざまな表情を持っていることもあって、世界中で、最も多く花贈りに使われています。なかでも定番の赤、ピンクに付け加え、白は結婚式などでよく使われます。
 バラにはこんなにたくさんの色があって、印象を変えます。花の女王といわれ君臨するのも、多彩絢爛を知ればゆえなきことではないでしょう。

 バラには鎮静効果があると言われています。気分をリフレッシュしたりリラックスさせるにはピッタリ。眠れない夜やストレスがたまっていらいらしている時には、ちょっとオシャレにローズティーはいかがでしょうか。また、頭痛や二日酔い、喉の痛みなど、呼吸器や消化器系の炎症にも効果をもたらします。ローズヒップと呼ばれるバラの実には、レモンの10倍以上のビタミンCが豊富に含まれているので、美肌作りや疲労回復に大いに役立ちます。
 飲み終えたローズティーの茶がらは、お風呂に入れてハーブバスとしても楽しめます。バラはリュウマチや神経痛の痛みを和らげる働きがあるといわれているので、試してみてはいかがですか。
 生花とは違った色合いや趣きがあり、また枯れる心配がないドライフラワーやポプリなどもおすすめです。特にバラは乾燥後も美しい香りがそのまま残るので、バラの花にオイルを加えるだけで香り高いポプリになります。お気に入りの容器に入れて部屋に飾ると、素敵な室内香として楽しめます。そっとバッグにしのばせたり、タンスの中に入れたりしていろいろ使ってみるのもいいでしょう。

 バラエティーに富んだ品種と、花持ちの良さが売りもののJAひまわりのバラ。平成4年頃から生産農家が増え始め、全国でトップクラスの品質と生産量を誇っています。花をいきいきとした状態で消費者のもとへ届けるために利用しているのが、縦箱による「ウォーターバケット」です。寝かせないで立てて水揚げさせながら運ぶこの方法は、花持ちを良くすることができ、安心して買えると高い評価を得ています。
 栽培方法はロックウールが80%を占め、一輪バラとスプレーバラの2系統が生産の中心で、6対4の割合で栽培しています。
 一輪タイプでは赤色の「ローテローゼ」、白色の「ティネケ」、ピンクの「サフィーア」「ノブレス」、黄色の「デュカット」「ゴールドストライク」など、スプレータイプではピンクの「ファンタジー」「サクラ」、オレンジの「マカレナ」、白色の「ビビアン」、黄色の「イエロードット」などの定番アイテムはもちろん、100種類以上の品種を栽培しています。
■生産農家48戸、栽培面積17.5ha、年間販売数量30万ケース、販売金額14億円。




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