Agri


 昔から中国、日本、ヨーロッパに広く分布し、原産地は主にコーカサス地方からパレスチナを中心とする地域。日本における起源は、奈良時代以前中国から伝来したと言われています。
 日本大根は、特殊な品種を除けば、欠刻した葉、肥大した根は円錐から円筒、外皮は白、肉も白で、かなり大形というのが、基本的な特徴です。
 1980年代に入り、外観がみずみずしく、味は甘く辛みがなく、多汁という「長岡耐病総太り」の消費が激増し、青首大根のブームになりました。その後も作型、用途に応じた青首の一代雑種が育成されています。

 大根おろしが消化を助けるということを体験的に知っている人も多いと思いますが、ことわざにも「大根どきの医者いらず」と言いますし、東洋医学でも、大根は「ライフク」と呼び、食べ過ぎた時の消化剤として用いるようです。
 これは、大根に含まれるジアスターゼという消化酵素の働きや、辛み成分のアリル化合物が胃液の分泌を促進してくれることから、大根を食べると胃腸の調子が良くなることを示しています。

 葉はピンと伸びているものが新鮮です。根はみずみずしい色で、真っ直ぐに伸びているものが良品です。葉の茎を折ってみて、スカスカしているものは、スが入っている可能性があるので要注意。
 店頭に並んだ大根の葉は途中で切れていますが、理由は、大根を新鮮なまま運ぶためです。葉がついていると葉から水分が蒸発し、肝心の大根がしなびてしまいます。そこで、出荷前に葉を切り落とすのですが、全部切ると大根は呼吸ができなくなり腐ってしまうので、半分だけ残して出荷されるわけです。
 しかし、栄養価の高い大根です。葉つきの大根を見つけたら貴重だと思って、大切に利用しましょう。
 葉付き大根を冷蔵保存するときは、茎を少し残した状態で葉は切り落とします。こうしておかないと葉に栄養を補給しようという作用が働き、時間とともに根の部分の栄養価が劣ってしまうからです。また、新聞紙に包んで立てて冷暗所へ置くか、土の中に埋めると長持ちします。

 管内における大根栽培は、青首系の春大根が中心で「梅風」「春風太」「寒関」「春のぞみ」などが主力品種です。「梅風」は春の早どりに適した品種で、マルチ栽培により2月下旬には収穫されます。「春風太」は越冬春どりに適した品種で、トンネル・マルチ栽培により3月中旬から4月上旬にかけて収穫。「寒関」は「春風太」の後の作型に適した品種で、トンネル・マルチ栽培により4月中旬から5月上旬にかけて収穫されます。また、「春のぞみ」はハウス・マルチ栽培により3月上旬から3月下旬に収穫されます。
■生産農家30戸、栽培面積6ha、年間販売数量540t( 54,000ケース)、
 年間販売金額4,000万円。




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