Agri


 ガーベラの原種は、南アフリカ、マダガスカル、熱帯アジアに分布しています。このうち現在の栽培品種のもとは、南アフリカのトランスバール地方で発見されたもの。19世紀末、南アフリカに自生する橙赤色の小さい菊をイギリス人の収集家が持ち帰って以来、ガーベラの原種として交配が重ねられ、その後イギリスをはじめフランスやドイツ、オランダなど各国で競い合いながら多彩な品種が創り出されました。こうして橙赤色一色だったガーベラの花色は、白、ピンク、黄、橙など多岐にわたるようになりました。
 そのガーベラが日本に渡来したのは大正初期。一重で茎の短いガーベラは当時「花車」「花千本槍」と呼ばれ、西洋からやってきたハイカラな花として一躍注目を浴びることになりました。その後品種改良が進み、育種家の桜井元が誕生させた八重咲きガーベラは欧米に輸出されるまでになりました。第2次大戦後には大輪のガーベラも誕生。また、昭和50年代に開発されたメリクロンと呼ばれる組織培養の技術が大量生産を可能にし、現在は花径の小さいガーベラが多く栽培されています。

 ガーベラは色とりどりで、大きさ・花びらの数や切れ込みによる変化もバラエティーに富み、人気が高い花です。四季を通じて花を咲かせる性質がありますが、ふつう露地栽培では、5〜6月と10月に最も良く咲きます。
 カーベラは元々は花持ちが長い花です。花がダメになる原因は、茎の周辺に細菌が繁殖し、茎が腐るからです。それを防ぐには、水は浅水にして、まめに水換えを行ってください。万が一、花首が下がった場合には、ガーベラの茎は空洞ですので一度茎を切りもどして深水にし、水が上がってから浅水にしてください。
 また、夏は水換えの度に水切りをすると長持ちします。延命剤は、殺菌作用があるものだけが入ったものは効果も高いですが、栄養剤がはいったものは避けてください。

 ひまわり管内のガーベラの栽培はミニガーベラが中心。多彩な色合いを持つミニガーベラは、他の切花との組み合わせが容易で、アレンジフラワーとしても使われ、大変人気の高い花と言えます。
 キク、バラ以外の切花を総称して洋花と呼び、洋花部会ではガーベラのほか、トルコキキョウ、ユリ、カーネーションなどを各種栽培しています。洋花は可憐さと豪華さと色彩の豊かさを持つ花で、気軽な飾りが室内の雰囲気を高めます。
■ガーベラ
 生産農家7戸、栽培面積250a、年間販売数量40,000ケース、
 年間販売金額1億1千万円。
■トルコキキョウ
 生産農家14戸、栽培面積370a、年間販売数量12,000ケース、
 年間販売金額1億円。
■ユリ
 生産農家3戸、栽培面積90a、年間販売数量7,700ケース、
 年間販売金額5千万円。
■カーネーション
 生産農家3戸、栽培面積100a、年間販売数量8,000ケース、
 年間販売金額4千万円。




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