Agri

玉ねぎの播種と苗づくり

   家庭菜園では通常、玉ねぎの苗は、晩秋に店先で売り出されるものを購入し、植えつけることが多いと思われます。玉ねぎには、黄、白、赤などの種類があり、収穫期の違う極早生、早生、中生、晩生と、特徴のある品種が多くあります。これらを育て、楽しむには自分で種を購入し、苗から育てる必要があります。特に直売所など販売を目的に栽培する場合には、自家育苗をしないと特徴のある商品が計画的に作れず、苗代の負担も大きくなってしまいます。
 播種の適期は、極早生8月下旬〜9月5日頃、早生9月上旬、中生9月中旬、晩生9月20〜25日頃と品種によって異なるため注意が必要です。
 揃いよく発芽させるためには、畑に早めに石灰と化成肥料をまき、よく耕した所にベッドを作り、上図のようによくならしてから丁寧に、まんべんなく播種します。そして、ふるいで均一に覆土、軽く鎮圧してからたっぷり潅水し、その上に細かく砕いた完熟堆肥をごく薄くまきます。この時期は年により残暑・乾燥が続いたり、台風や強雨の厳しい条件に見舞われたりするため、稲わらやべた掛け資材で覆っておきます。数日たち発芽が揃い、苗が伸び始めたら、これらの資材は取り除き、乾き気味ならたっぷり潅水して生育を促します。
 苗が5〜7cmぐらいに伸びた頃とその半月後に、化成肥料を若干まき、化成肥料が見えなくなる程度にふるいで土入れし、直径4〜5mmのしっかりした苗に仕上げて畑に定植します。